比較方法の設定画面

  1. はじめに
    この画面の設定は通常に比較するときは必要はありませんが、ファイルシステムの違いなどでコピーしても秒単位で違いが出てしまう場合に1秒の違いを同じものと見なして比較をわかりやすくしたい場合に効果があります。
    ファイルシステムとはFAT、FAT32、NTFS、ext3 などがあり、FAT系では奇数秒を偶数秒にする丸め処理が入ります。
    そのため同じコンピュータ内部でコピーしたとしても1秒のずれが生じることがあります。
    WindowsXP以降のWindows OSではNTFSが多く使用されていますが、メモリーカードやCD-ROM系統ではFAT系などでずれは生じやすいです。
    サイズだけで判断もできるようにしたい場合に一時的に設定を変更して比較できるように考えました。
    更新されたファイルは、必ずサイズが違う、という場合はファイルの中身をすべて読み込んでチェックを行う必要はないのタイムスタンプとサイズのみで比較できる設定に
    してください。
  2. SHA256CSチェック
    まるごと中身を一つ一つ比べるバイナリーチェックと同じです。ハッシュ値を出力し比較しています。
    特に、FTPでは、この設定を行うと、極端に比較に時間がかかる場合があります
    タイムスタンプや、サイズが同じでも、もしかして中身が違う可能性がある、という状況のときにこの比較をする設定にしてください。
    このハッシュ値の計算方法についてはhttp://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se456937.html を参照してください。
    個人的な直感で、アメリカの研究所のアルゴリズムに加えて洒落た処理を追加し、洗練されたものになっていると思います。
    Takashi Tsubaki氏にこの場を借りて感謝いたします。
  3. 「サムチェックの例外」のチェックをつけると、一定のサイズを越えた場合は、サイズでの比較結果を返します。
  4. Ver.191以前では一度設定を変更するとすべての設定ファイルに適用されていましたが、「上記設定をセットファイルに埋めこむ」
    のチェックボックスにチェックするとその設定ファイル固有の設定になります。
  1. 1、ローカルまたはネットワークドライブでの比較方法設定画面

    比較方法

    基準と比較フォルダが
    両方ローカルディスク

    どちらかがネットワーク経由

    すべてのファイルをタイムスタンプで比較する

    純粋にタイムスタンプのみ

    純粋にタイムスタンプのみ

    タイムスタンプとサイズで比較する

    タイムスタンプとサイズで比較を行う

    左に同じ

    タイムスタンプとサイズが同じ場合はSHA(Hash)チェックも行う

    タイムスタンプとサイズで比較を行い、同じ場合はさらにSHAチェックを行う

    左に同じ

    すべての比較でSHA(Hash)チェックを行う

    SHA256CSチェックを行う。違いが発見された場合は更新対象とする

    左に同じ

  2. FTPの場合の設定画面
    設定はFTPを使用して比較をする処理では共通となります。(常に同じ比較方法になります)

  3. FSynch概要ページへ

    使用説明ページへ