ローカルLANで別のコンピュータへ接続するときに、ユーザー名とパスワードが必要な時
ここで設定しておくことにより、自動的に接続します。
メニューより「FTP(T)」>「ローカルLANの設定」を選択してください。
設定ダイアログ。
- フルパス
リストの「フルパス」のカラムにセットされます。通常ネットワーク先を指定する記述方法を入れておくことができます。
必須入力ではありません。メモ程度に考えてください。実際の同期処理時にこの項目を使用することはありません。
ここにネットワーク先を指定するときの正しい入力をしてから「分解してセット」ボタンを押すとサーバー名と接続後移動ディレクトリの入力が自動的になされます。
- ユーザー名
Windows2000やNT、またはLinuxなどUNIX系コンピュータに接続したい場合はユーザーの管理ですでに存在するユーザー名が必要です。
- パスワード
これも相手先コンピュータに登録してあるユーザーに対応したパスワードを入力します。もし、相手先コンピュータがMe,98系で、共有フォルダとしてのパスワードが設定されいたらそのパスワードをセットします。この場合はユーザー名はなんでも大丈夫ですが、通常はWindowsログオンと同じにします。
接続先がLinuxなどのSambaの場合でその設定が暗号化パスワードに対応していない場合はフォルダーシンクロナイザーの場合「パスワードが違います」のエラーになってしまいます。(接続できないのはこのソフトの問題ではない) 98,Meの場合はレジストリ、2000,XPなどはコントロールパネルでポリシーを変更する必要があります。このへんはSamba関連をお調べください。暗号化対応したSambaに接続できることは確認しています。
- サーバー名
接続するコンピュータ名です。ここではサーバー名がデフォルトの設定名に使用されます。
- 接続後移動ディレクトリは、共有にしてあるフォルダ名か更にサブフォルダがある場合は¥マークでつなげてください。
- 入力確認後、「挿入」ボタンを押すと、リストビューウインドウにセットされます。
設定リストでは、「設定名」が<>で囲まれた文字で自動的に入ります。これは名称は自由に決められますので
マウスでクリックなどして
修正できます。
<>(半角の)は両側に必ずつけてください。
- 「保存」ボタンでプログラムと同じフォルダに「locallan.dat」というファイルで設定内容がすべて記録されます。
同期リストへセットする。
- 次に、同期リストにセットします。今入力した設定行を選択して、「同期リストへセット」ボタンを押してください。
そのとき、記録していない場合は、保存問い合わせがありますので保存してください。
- 同期リストへセットされます。
この同期が正しく処理されるためには、FSynch.exeの直下にlocallan.datファイルが必要になります。
- この「LAN://〜 」で始まる設定名は以降直接入力して同期リストへ入れることができます。
- ネットワーク先の設定方法
上記の設定方法はあらかじめユーザー名とパスワードをセットで記録できる設定画面です。
パスワードを接続の都度入力するのであれば \\server-name\share-dir\target
の記述方法をそのままフォルダリストに入力することで設定できます。参考:比較先がネットワークの場合 ネットワーク先を指定したい時
- 別のユーザでログインし直したい時
ログインしたフォルダーシンクロナイザーの画面で切断処理をします。(Ver. 2.5.1以降)
ローカルネットワークを通じて別のユーザでログインし直したい時があります。
例えば一度ログインしたそのコンピュータ内のユーザの共有フォルダにアクセスしたあと、今度は別のユーザとしてログインし別のフォルダにアクセスしたい時があります。
その場合にLAN接続を閉じることで、再度ログインダイアログを表示させ、今度は別のユーザとしてログインすることができます。
切断のボタン
を押すことでこの処理を行います。FTP接続があるとき、モデム接続しているときもすべて切断されますので注意してください。
ネットワークでのログイン処理を行った時に、通常は特別に切断の処理を行う必要はありません。Windowsをログアウトしたときや、終了時にネットワークが切断されます。
上記ボタンで特別に切断する必要があるのは、
1. モデムで接続したときで早めに切断したい時
2. FTP接続したが、その画面を表示させたままにしておきたい何らかの理由がある時でFTPのみクローズしておきたい時
3. ネットワークでログインしたが、別のユーザで再度ログインし直したい時
上記の理由の時などが切断ボタンを利用することができます。
- 別のユーザでログインするときはどんな時?
これはいろいろな理由が考えられますが、私自身が必要があったのは自宅Linuxサーバーの管理でした。
ユーザ(といっても家族のアカウントとか、データベース用のアカウントとか)毎にディレクトリやファイルの所有者がありますが、LinuxのSambaで接続可能にした2台のマシンのファイルの同期をとるにはアカウントを変えてログインしなおせばパーミッションをすべてアクセス可能にしなくても書き込み可能となりコピーができるからでした。ファイルの所有者が変わることなくコピーができます。もちろんFTP接続でも同様にできますが、Samba接続でも可能になりました。(Sambaの設定をユーザごとのセキュリティにしている必要があります)
(Linuxのrsync
コマンドなどを上手に使用することで同期も取れます)
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