同期オプションの使い方


同期オプションの3つのチェックボックス
(「複製コピー」チェックボックスはデフォルトでチェックされている。)

チェックボックスのタイトル

使用方法

補足説明

複製コピー

チェックをはずすと、
基準に存在して比較先に存在しないファイルは、
コピー対象になりません。

こんな使い方ができます、を参照してください。


サブフォルダ操作
  1. 「更新実行」時に基準に存在して、比較先フォルダにサブフォルダが存在しない場合作成するときはチェック
  2. 「削除実行」時、基準フォルダに存在しないフォルダ(ツリーになっていたとしても)をすべて削除する場合はチェック。
  3. その他リストにフォルダ名を表示して、それについて処理するか、しないかを個別に編集してから、実行したいときはチェック
比較先フォルダには、あらたにフォルダは作成したくないとき、また、基準フォルダに存在しないフォルダでもフォルダについて削除したくないとき(たとえば空のフォルダを残したいとき)、このチェックをはずす。

このチェックでの切り替えの意味は、比較先に勝手にフォルダが作成されたり、削除されたりするのはいやだという場合に、安全を期すためのものです。
「サブフォルダも対象にする」のチェックボックスで、ONになっていても、これがはずされていると、サブフォルダが存在していない場合は失敗します。(比較先に基準と同じサブフォルダがあるファイルのみコピーされます。)

属性操作

  1. CD-Rからの復元、CD-ROMをハードディスクにコピーするときに、読み取り専用属性を付けないでコピーしたいときはチェック
  2. 既にコピーしたが、それらのファイルに読み取り専用属性が付いてしまっている。そのまま上書きして、読み取り専用属性を取ってしまいたいときは、環境設定の 「属性操作の詳細設定」の変更とともにチェックする。
 

重要なファイルには読み取り専用属性を付けて管理しているので、上書きができないままにしておきたい時はチェックしない。
ファイルによっては、上書きしたいときがあるから、ファイル名で確認しながら、場合によっては読み取り専用属性が付いていても上書きしたい時は、チェックして環境設定の「属性操作の詳細設定」を「確認ダイアログで処理を選択する」に切り替える。

「サブフォルダ操作」処理例

フォルダリスト設定

設定されたフォルダ

設定されたフォルダの下に存在する(と仮定された)サブフォルダとファイル

基準

C:\SynchTest\folA\

\subfolder1

 

\subfolder1\subfolder2

 

\subfolder1\aa.txt

 

\subfolder1\subfolder3\bb.txt

比較A

C:\SynchTest\folB\

\subfolder1

C:\folAの下には、subfolder1がその下にはsubfolder2の空のサブフォルダとファイルを持つsubfolder3が存在しています。
また、subfolder1の下にはaa.txtが、subfolder3にはbb.txtのファイルが存在したとします。
C:\folBの下にはsubfolder1のサブフォルダが1つだけ存在し、ファイルはなかったとします。

上記表が前提として以下の処理をしたとします。

  1. 更新実行(「サブフォルダも対象にする」ON)

    「サブフォルダ操作」OFF(サブフォルダの作成・削除処理を含まないという意味)
      比較A側フォルダのC:\folBにはsubfolder1\aa.txtのみコピーされ、bb.txtはコピーされません。(スキップします)

    (以前のバージョンは処理の失敗と区別がつかないで赤で失敗と表示されていました)
    「サブフォルダ操作」ON(サブフォルダの作成・削除処理を含む)
      比較A側フォルダのC:\folBにはsubfolder1\aa.txtおよびsubfolder1\subfolder3\bb.txtもコピーされます。
      subfolder1の下に空のsubfolder2も作成さたことがわかります。(1.7.7以降のバージョン)
  2. 上記表の状態のまま、設定を「ローテイト」ボタンでC:\folBを基準にします。
    削除確認をしてみます。

    削除実行(「サブフォルダも対象にする」ON)を行います。

    「サブフォルダ操作」OFF
      比較A側フォルダのC:\folAのsubfolder1\aa.txtおよび、subfolder1\subfolder3\bb.txtは削除されます。
      (ファイル自体は削除されるが、サブフォルダは削除されない。)

      基準にないsubfolder2およびsubfolder3のフォルダは残ります。

    「サブフォルダ操作」→ON
      比較A側フォルダのC:\folAのsubfolder1\aa.txtおよび、subfolder1\subfolder3\bb.txtは削除されます。
      基準にないsubfolder2およびsubfolder3のフォルダについても削除されます。


    ただし、比較側の2階層目サブフォルダであるsubfolder3以下に他のファイルが存在して、空ではなかった場合
    −たとえば、拡張子で制限をつけてファイルが残った場合−などはフォルダ削除は失敗し、残ります。どうしても
    サブフォルダをきれいに削除したいときは、拡張子指定のラジオボタンを「すべて」にしてください。
  3. また、環境設定でサブフォルダの削除の確認にチェックをすると、削除か、キャンセルを選択するダイアログが出て
    確認できます。

    これにより、場合によってはサブフォルダを残すこともできます。(キャンセルされましたのメッセージが残されたことを示す)



    使用方法へ戻る